山ッチの自転車漂流記

ブルベをはじめ自転車にまつわる雑多なことを書き散らします。

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ようやく読了!

今日、塩野七生著「ローマ人の物語」を読了した。文庫版で全43巻、何年がかりだっただろうか?6年?
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大好きな作家のひとりである。まだ学生のころ、「コンスタンティノープルの陥落」を読んだのが初めてだったかな。しばらく後で女性作家だと知り驚いた記憶がある。

本書は、紀元前8世紀のローマ建国から紀元476年の西ローマ帝国消滅までを「なぜローマ帝国が興隆し、長期間の平和を得、そして衰亡したのか」という観点から描いた長編。
歴史書ではなく、小説というのとも違う感じがする。「歴史物語」というのが一番近いかな。
私自身のローマ帝国に関する知識は高校の教科書に毛が生えた程度のものなので、内容について正確な論評はしようもないが、叙述の質と量に圧倒された。

この作家、文章に品格があり、しかも警句に富んでいる。その一例を。
「債権者に首根っ子を押さえられるようでは、国家大改造を最終目的にした権力への驀進などはやれるものではない・・。」
「・・・専制君主国では、君主は決定はするが責任はとらない。そして臣下は、決定権はないが、責任は取らされるのである。」

本書を読んで、ローマ帝国が版図拡大し、長期間、国際秩序を維持できた原因を私なりに整理すると、
 兵役提供の対価としてのローマ市民権の付与
 実力主義に基づく異民族の登用
 中央集権と地方分権のバランス
 簡素かつ軽い税制
 こうした統治システムの確立・維持の努力
 公益と私益の一致
 宗教的寛容
 ユリウス・カエサルをはじめとする天才、人材の出現

衰退したのは、異民族の台頭やキリスト教の台頭といった要因により、上記のような統治のシステム、行動哲学が変質したから・・・・かな。

ともかく、長かった。1200kmブルベを走り切った感じ(走ったことないけど)。

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