山ッチの自転車漂流記

ブルベをはじめ自転車にまつわる雑多なことを書き散らします。

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BRM707宇都宮600km試走記 復路編

~往路編より続く~

PC5(最上川ふるさと総合公園)~PC6(セブンイレブン飯豊椿店) 55.9km
折り返し地点のPC5には、センターハウス内に食事ができるコーナーもあるのだが、人でごった返しているので、PC6に向かう途中のコンビニか道の駅で食事することにした。

国道458号に復し、西に向かう。右前方に雪を戴いた月山が見える。
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補給ポイントについては、コマ図復路4にあるローソンにするか、国道287号沿いにある「道の駅おおえ」にするか迷ったのだが、腰を落ち着けて食事できることを期待し、道の駅に入った。
なでら男さんはビーフカレー、S藤さんは冷やし中華、私はもり蕎麦をオーダー。食事が出てくるのを待ちながら、S藤さんの健啖家ぶりが話題になる(ほとんどすべてのPCで弁当など、ガッツリ食事を摂られるのだ)。

食事も含め30分くらい休憩しただろうか、次のPC目指して国道287号を南下する。
まずいことに睡魔が出てきた。意識が飛び始める。出力も大幅に下がり、他のお二人に後れはじめる。
地元のなでら男さんの気遣いで、次の「道の駅白鷹ヤナ公園」で仮眠をとらせていただく。
休憩所のベンチで横になる。それほど長い時間眠れた訳ではなかったが、すっきりした。

コースに戻り、置賜西部広域農道方面を目指す。広域農道付近では度々クマが目撃されているらしく、明るいうちに通過したいと願っている区間だ。持参した熊鈴の音量を最大化する。
広域農道に入る手前、コマ図復路10が少々分かりにくい。現地はこんな感じ。この手前に同じような変形Y字路がある。ただ、間違って手前のポイントで左に進んでも、その先でコースに合流するようだ。
s20120701-035.jpg

広域農道は、アップダウンが断続的に続く。なでら男さんによれば、今回のコースと逆に進んだ方が厳しいとのこと。いや、こちらの方向からも十分きつかったですけど・・・。
広域農道からは、長井市街などが見渡せ眺望が良い。クマの問題さえなければ、夜景を眺めながらというのも悪くないのだが・・・。

PC6には19:13着。本格的に暗くなる前に到着できて良かった。
なでら男さんは地元の利を活かし、PCで奥様にデポしてあった着替えを受け取りリフレッシュ。この手が使えることが羨ましい。

PC6~PC7(ファミリーマート喜多方桜ケ丘店) 54.5km
この区間から2度目のナイトランに入った。
県道8号は田園地帯や山沿いを通り抜けるのだが、途中、蛍の舞いを見ることができた。

PC6を発つ際にお二人より少し先行させていただいたのだが、国道121号を目指している間に再び睡魔に襲われ始めた。
お二人に追いつかれ、「ふらついてるよ。田んぼに落ちないように」との指摘を受ける。

国道121号に合流する復路20の少し南にある「道の駅田沢」で仮眠をとる。屋外の軽食コーナーのテーブルの上にしばし突っ伏す。振り返れば「道の駅おおえ」以降、すべての道の駅で休憩している。
少しすっきりしたので大峠に向けリスタートする。

大峠に向かう国道121号は整備された道で路肩もきれい。長い上り坂だが勾配はさほどではない。交通量は少ないものの、車がハイスピードで通り過ぎるので要注意だ。眠気でふらつくようなら、迷わず停まって休息した方が良い。

口笛のような「トラツグミ」の気味の悪い鳴き声を聞きながら、トンネルに至る。永遠に続くのではないかと思われる大峠トンネルを抜けると、長短のトンネルがいくつも連続する。
「日中トンネル」を抜けてすぐに左折するので、トンネル名の確認を忘れずに。

この後の下りが実は難関。暗いうえにすごく寒いのだ。
ウィンドブレーカ兼用の合羽を着こみ寒さをしのぐが、手がかじかんでくる。

PC7には23:09着。なでら男さんとS藤さんが出発の用意をしているところだった。
カップめんを啜って身体を温める。

PC7~PC8(セブンイレブン猪苗代若宮店) 40.1km
この区間、距離はないが長い登り坂がある。区間の平均斜度は今回のルートで一番の難所だ。
出発して本格的な上り坂に入る前で、またもや睡魔。
屋根付のバス停のベンチでしばし仮眠する。30分くらい寝ただろうか。なんだか訳の分らぬ夢を見たようだ。

坂のピークは「大塩桜峠」。途中「9%」という勾配表示が幾度も現れ、その後比較的なだらかになったりと緩急の連続だ。もうそろそろピークかと思いきや、登坂車線が現れうんざりさせられる。
ピークはPC7を出発して18kmくらいなので、本番走られる方は騙されないように。

この区間の最大の問題は、長い登りよりもその後の下りかもしれない。
汗が冷えてとにかく寒いのだ。気温表示は14℃とか出ていたが、体感は10℃以下というところ。
疲れ、眠気、寒さが重なると危険な状態になるので、しっかりした防寒対策が必要だ。
PC8は前日のPC3と同じコンビニ。2:36着。なでら男さん、S藤さんの姿は見えなかった。

PC8~PC9(セブンイレブン北会津中学校前店) 35.3km
この区間、今回の最短区間でしかも下り基調。
1時間半くらいでPC9に着けるものと計算していたが、またもや睡魔の壁。
途中のセブンイレブンの対面にあるコイン精米機で仮眠。中は虫が多かったが、寒さをしのぐためには止むを得ない。

リスタートしてコマ図の確認をしているとS藤さんに追いつかれた。道の駅裏磐梯で仮眠していたとのこと。建物内の休憩室で横になれ、寒さと無縁だったらしい。

PC9に向かう途中で夜が明けた。朝焼けの中に屹立する磐梯山。
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PC9には5:06着。なでら男さんが疲れ切ったご様子で休憩されていた。
S藤さんはここでもガッツリ補給。私も負けずに朝からビーフカレー。
このコンビニで洗面セットを調達し、ペットボトルの水で歯磨き。良い気分転換となった。

PC9~PC10(ヤマザキショップ会津高原店) 61.9km
PC9~10、今回のルートで獲得標高が最も大きい区間だ。氷玉峠を経由し大内宿の近くを通り、中山峠も経て南会津に抜けるルート。

氷玉峠の本格的な登りが始まる所で、先行するなでら男さんに追いついた。強烈な睡魔が襲ってきたので、自転車から降りてリカバリーを図っていたとのこと。とても辛そうな表情であったが、経験豊かな氏のこと、きっと困難克服されるだろうと見て先行させていただいた。

氷玉峠に至る道は、勾配表示こそ7~8%と小さいものの、登りの距離が長い。また、ところどころ勾配表示を大幅に超える傾斜もあるように感じた。途中、絶景ポイントが何箇所かあった。会津駒ヶ岳飯豊連峰の姿を拝むこともでき、感動した。写真を撮り忘れたけど。

峠はコマ図復路58より12kmほど進んだところにある。写真の「下野街道看板」が見えたら間もなくピークだ。
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峠にはトンネルがあり、これを抜けると下り基調。途中、大内ダムの側を通る。
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さらに下ると進行方向右手に大内宿が現れる。大内宿はメインストリートからの光景が有名だが、県道方向から眺めた風景も生活感があったりして興味深い。
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大内宿を通過した直後に右折ポイントがある。「何故ここで右折?」という疑問は、すぐ解消する。コース設計者のこだわりが感じられる。

右折してほどなく現れるケヤキの大木。私の写真ではその量感を伝えきれない。
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道なりに進むとやがて国道121号に合流する。121号は交通量が多いので要注意だ。疲れもピークに達しているので、睡魔を感じたらすぐに休憩した方が良い。
私は、コマ図復路66から1km弱進んだ所にある消防署の前に設置された「歩行者用休憩所」なるところで休憩し、睡魔をしのいだ。石造りのベンチがあり、横になるとひんやりして実に気持ちが良かった。

最後のコントロールであるPC10には9:19着。このコンビニには休憩スペースが設置されており、ここでPC10到着のメールを打っているとなでら男さんが到着された。強烈な睡魔に襲われ、氷玉峠の登りでは地獄を経験されたらしい。
しばらくしてS藤さんも到着、最終区間の情報交換などを行う。

PC10~FIN(宇都宮森林公園 自然休養林管理センター) 76.0km
最終区間は、今回のコースで最長であるが、下り基調。疲れていなければ2時間台で走れる区間だ。
が、すでに530kmほど走った身体には堪える長さだ。しかも結構な向かい風ときている。

そんな中、決して競争したわけではなかったのだが、なでら男さんと抜かし抜かされの展開となった。
山王トンネルの下りでなでら男さんをパスさせていただいたのだが、三ツ岩トンネルの手前で「眠いっ!」と叫ぶ氏にバビュンとパスされた。
その後、旧今市市の大室付近で氏と合流できたが、マイクロスリープの波状攻撃に相当苦労された様子だった。

鞍掛峠、鶴の坂と最後の関所を通過し、13:19ゴール。なでら男さんとほとんど同時にゴールすることができた。
120701_1318~0001

ほどなくS藤さんもゴール。管理センター内でアイスなど食しながら、お互いの健闘を称えあった。

<試走後記>
今回のコースは昨年の600kmと重複している部分もあるが、別物と考えて良い。特に復路の厳しさは特筆もの。

一日のうちに何度も四季を体験できるようなコース設定だった。今回、1000m超の峠は白布峠だけだが、準1000m級を数多く通過する。夏ブルベではあるものの、下りの寒さへの備えは重要だと感じた。

昨年のスポークトラブルを反省して補修セットを持参したのが結果的に奏功した。修理できなければスタートして25km弱でDNF宣言するところだった。

600kmは睡魔のコントロールがポイントになるのだが、今回は特にその要素が大きかったように思う。なでら男さん、S藤さんの気遣いに助けられ、適宜休憩ポイントを見つけることが出来たのが完走できた要因だと思う。

今回の試走に参加されたK田さん、残念ながら喜多方でリタイアとなった。が、30kg超の実用車で、あのコースを400kmも走ったことは称賛されてしかるべきだと思う。本当にお疲れさまでした。

試走でご一緒いただいた3人の方々、適時応援メッセージを寄せていただいたスタッフの方々、2週続けての応援を頂いたロンリーHさんに深く感謝しつつ、試走記の筆を置くことにしたい。

本日の距離:631km(自宅⇔森林公園の自走含む。月間累計:1,771km うち実走:1,441km)

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