山ッチの自転車漂流記

ブルベをはじめ自転車にまつわる雑多なことを書き散らします。

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田植え雑感

今年のゴールデンウィークも、日光市の実家で田植えを手伝ってきた。
恒例化している行事ではあるが、今年も色々と考えさせられることもあった。

その1
田植えに至る工程は、田んぼに水を張れば済むというものではなく、田んぼに水を入れた後、2度にわたる「代掻き」が必要となる。今年は水が来るのが遅かったため、3日、4日は代掻きで終わってしまった。
その結果、田植えできたのは5日、6日のみ。
なぜ水が来なかったのかというと、稲作農家が同じ時期に一斉に田植えを行うためだ。GWに入ると、私のような臨時の労働力がやって来るためだ。
逆説的だが、こうしたアマチュアの臨時労働力提供がないと、田植えもできないという稲作農家が増えているということだ。

その2
という訳で、3日、4日は、代掻きは親父に任せ、私は土手の草刈りをしていた。
県道沿いにある田んぼの土手を草刈りしていたところ、出てくるわ、出てくるわ、ゴミの山。空き缶、ペットボトル、コンビニの袋に入った弁当のゴミ・・・。極めつけは家庭用殺虫剤「アー〇ジェット」のスプレー。気づかずに、草刈機のブレードがスプレー缶を切ってしまい、残っていた液体の逆噴射をもろに浴びてしまった。サングラスしていたため、目に入らなかったのが幸い。正直言って、捨てた奴に対し、殺意を覚えた。
印象論かもしれないが、道路に捨てられているゴミというのは、その地域の公徳心というか、道徳のレベルを反映しているのではないかと思うことがある。
自転車でよく訪れる福島県、特に会津地方では、関東地方の山道でよくお目にかかる、大量に不法投棄されたゴミをあまり見たことがない。北関東方面から山菜取りに来る人の中にはゴミを捨てていく人がいるので、会津の人たちは、近県からの山菜取りの来訪をあまり喜ばない、という悲しい話を聞いたこともある。
居住者の一人として、実に情けない思いだ。
吸い殻のポイ捨てやゴミの投棄など、当たり前のようにやっている大人を目近に見て育った子供たちは、きっとゴミのポイ捨てに罪の意識を持つことなく、同様の行為を模倣するだろう。こうして「不道徳」の次世代への再生産が繰り返される。
せめて自分の子供たちには「恥」の意識を教えなければと思う。

その3
その1とも関連するのだが、農作業に従事する両親の体力の衰えを見ると、複雑な思いがする。
両親ともいわゆる「後期高齢者」だ。特に母は、腰が曲がり、一輪車を押すのもしんどそうだ。
農家の長男なのに、後を継がない私には語る資格はないのだが、「もう引退したら」と思うこともある。
が、わが実家のことは特殊なケースではない。日本の農業のかなりの部分は、こうした高齢者によって維持されているのが実情だ。
TPPがどうとかいう前に、高齢化によって日本の農業は自壊するかもしれない。

GWなのに自転車に乗れないストレスを抱えながら、農作業していると、とりとめもなくネガティブなことを考えてしまう。
が、田植えが一段落した風景は、やはり美しいと思う。

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