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山ッチの自転車漂流記

ブルベをはじめ自転車にまつわる雑多なことを書き散らします。

松本・乗鞍・高山行2018(2)

前日、松本市西側の郊外に宿を取ったのは、できる限り早く乗鞍畳平を通過し、高山白川郷を経由して高岡に19時前に到着するためであった。そうすれば最終の新幹線に乗れるはずだ。
ということで、3時に起床し、他の宿泊者の迷惑にならぬよう、音を立てないようにして身支度を整えた。
宿近くのセブンイレブンで飲料水を調達し、ハイドレーションバッグに充填した。
4時ではまだ真っ暗だが、フロントライト、リアライトの点灯を確認してスタート。

早朝の国道158号線は交通量は少ないが、新島々駅前のバスターミナルから出発した上高地行きの何台もの大型バスに追い抜かれた。
この国道、トンネル区間も多く、しかも登り基調なので、大型車に追い越されるときは緊張を強いられる。
夜明けが近づき、次第に周囲が明るくなってきた。
奈川渡ダムに至ったとき夜明けを迎えた。時刻は4時45分ごろ。
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奈川渡ダムから乗鞍エコーライン分岐のある前川渡まではほとんどトンネル区間。
トンネルを4つくぐった先に、前川渡大橋がある。時刻は5時ちょうど。概ね計画通りのペースだ。
この先、本格的な登りが28kmにわたり続く。
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早朝のエコーラインを熊鈴を目いっぱい鳴らしながら進む。登り始めて10km程度で乗鞍観光センターを通過。
時刻は6時。同所から乗鞍岳方面を望む。天気は期待できそうだ。
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さらに7km進むと、三本滝レストハウス。一般車両はここから先へは乗り入れ禁止だ。ただ駐車している車は少ない。平日だからだろうか?
一旦ここで休憩。自販機でコーラを買い、血糖値を上げる。時刻はすでに7時をまわっており、ペースが大幅にダウンしている。この辺りで標高1800mほどだ。少し休むと汗冷えして寒く感じられる。
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三本滝を発つと、ペースがさらに遅くなる。勾配はあまり変わらないはずなのに、疲れだろうか?あるいは空気が薄いから?
三本滝から7km進んだ位ヶ原山荘を通過したのは8時20分くらい。道路の反対側にある水場の水が冷たくて気持ち良かった。
山荘前から行く手を望む。もう少しだ。
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位ヶ原山荘より先は森林限界を迎え、眺望が一気に変化する。
青い空。
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清冽な雪解け水。
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何度も脚を止め、写真を撮っているので、一向に進まない。
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そして大パノラマ。登ってきた道を見下ろし、感慨もひとしお。
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ようやく岐阜県との県境、畳平に至る。標高は2702m。登山を含め、到達した標高の記録を更新。
時刻は9時15分ごろ。
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風が強く、気温も低いので、ゴミ袋を簡易加工したウインドブレーカーを羽織る。マラソン大会のスタート待ちするとき被るあれだ。
これから下っていく岐阜県側も素晴らしい眺望。
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美しい山岳風景。
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そして雲海。頭を出しているのは立山連峰だろうか?方角が分からないので、不明白山のようだ
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標高2000mまで下りてくると、展望台があった。案内ボードと照らし合わせて見るのもまた一興。
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一気に駆け下り、再び国道158号線に合流。
標高を下げるごとに暑さが増していくのが実感できる。
高山市街の手前にある荒川家住宅。時刻は10時半ごろだ。
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実はこの辺りで自転車に乗るモティベーションが大幅に低下していた。乗鞍への登りによる疲労と、下りの衝撃による手のしびれ、そして気温差に身体が悲鳴を上げていたのだ。
そこで、プランを変更し、高山市内を観光し、どこかで一風呂浴びて、高山駅から輪行で富山に向かおうと心に決めた。

自転車を押しながら古い街並みを散策し、
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写真が下手くそで思い切り逆光だが、
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高山陣屋の前を通過して、
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高山駅に立ち寄った。
が、駅で衝撃の事実が判明した。7月豪雨の影響で、高山本線の富山側が不通だというのだ。
駅前のベンチで暫し思案に暮れた。
当初の計画通りに白川郷を経由して高岡駅に向かった場合、あと150km。しかし、一旦下がったモティベーションを元に戻すのは至難の業だ。また、最終の新幹線に間に合う保証はない。
一方、国道41号線を経由して富山市に向かう場合、あと92km。このルートの難易度が不明なのがリスクだが、ここは後者を選択するのが合理的だろう。ネットで検索すると、富山駅の近くにも銭湯がある。
ということで、一路92km先の富山を目指す。
※後日知ったことだが、この判断は大正解であった。白川郷へ南側からアクセスする国道156号、東側からアクセスする国道360号とも7月豪雨の影響で通行止め箇所があり、高山から白川郷自転車でアクセスすることはできなかったのだ。当初の計画通り進んでいたら、進むことも退くこともままならない状況に陥っていた。結果オーライではあるけれど、直前の調査不足は反省材料だ。

高山の市街地、飛騨市辺りは気温が高く、先行きを心配したが、幸い北上するにつれ雲量が増え、気温も下がってきた。数河高原への10kmに及ぶダラダラ登りは想定外だったが。

淡々とノルマをこなしているうちに、やがて神岡を通過。足尾や安中の精錬所に風景が似ている。時刻は15時。
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神岡から先は軽い雨模様だった。暑さを警戒していたので多いに助かる。
途中のスノーシェッド区間で数か所工事のため、片側交互通行となっており、その都度、トンネル内を全力疾走させられるのは閉口したが。
そうこうするうちに、富山県境を通過。15時50分。
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この後は、道の駅細入で小休止して五平餅を食したり、まったりと富山市街地に向かった。
そしてログも写真も撮っていなかったので、正確な時刻は不明だが、17時半ごろ富山市内の「星の湯」に寄ることができた。
きれいな銭湯でさっぱりできた。
しかし、銭湯を出て自転車で駅に向かおうとしたところ、後輪がパンクしているのが判明。幸い駅までそれほど遠くないので、パンク修理せず、手押しで歩き、駅には18時25分ごろ到着。
駅で輪行の準備をしたり、切符を買ったり、買い物したり、軽くアルコール燃料を補給したりして、19時25分発のはくたかに無事乗車できた。輪行バッグが収納できるよう指定席を求め、最後尾席に陣取ったが、各駅停車のためか車内はガラガラ。
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車内でアルコール燃料を追加補給したりしているうちに大宮に到着、乗換えで宇都宮には22時半ごろ帰着した。
今回も計画通りには運ばない旅であったが、それはそれで楽しめた。

最後に本日のルート。

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松本・乗鞍・高山行2018(1)

今年は長野県松本市・乗鞍岳・岐阜県高山市方面をツーリングしてきた。
当初、自宅のある宇都宮市から足利、高崎、軽井沢を経由して自走する予定であったが、あいにく8月7日は台風13号の影響で朝から雨。
何年か前と異なり、雨をおして自転車に乗るようなモティベーションは失われているので、早々に輪行を検討。ウェザーニュースで調べると、軽井沢より西は雨が降らなさそうだ。
自走計画では自宅を朝4時に出発、軽井沢を正午ごろ通過する予定であった。宇都宮線・両毛線・北陸新幹線経由で軽井沢に正午ごろ達するには、宇都宮駅8時7分発の普通列車に乗ればよい。この1年間溜めたマイレージを使い、妻に駅まで送ってもらった。

高崎~軽井沢の新幹線区間ではSuicaが使えないなどのトラブルとは言えないほどのトラブルがあったが、無事11時21分に軽井沢駅に到着。降車する客でホームは大混雑。大きな輪行袋を携行する身なので、周囲の迷惑にならぬよう、エスレーター待ちの行列の最後尾に位置取り、順番を待つ。インバウンドの客やカップルが多いようだ。駅構外に出るのに10分以上かかったようだ。
軽井沢の天気は霧雨。路面も走行に支障ないようだ。自転車を組み立て、雑多なことを済ませ、正午ごろ出発!
あっ、いかん、サングラスを忘れた。まあ、支障があるようなら、上田か松本辺りのユニクロか100均で調達するとしよう。

軽井沢からは単純に国道18号線を経由せず、県道80号線、通称「浅間サンライン」を行く。県道にルートを変えるとすぐに晴れ間が広がってきた。
下り基調の道を気持ち良く進み、東御市で向きを変え、「海野宿」を通過する。軽井沢を発ってから約1時間程度だ。
街道の真ん中を堀が流れるなど、旧北国街道の風情が残っている。
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古い立派な建物には「うだつ」なども残っている。平日のせいか観光客もまばらで静かな佇まいだ。
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千曲川沿いを辿り上田警察署の交差点に至る。交差点にはショッピングセンターがあり、スポーツデポの看板も出ていた。ここでサングラスを調達しようかとも考えたのだが、これまで支障もないし、面倒くさいしで素通り。
左折して国道143号線に歩を進める。
ここから松本市街地まではちょっとした峠区間だ。明日の乗鞍越えの練習と思えばよいか。
峠越えの前に、セブンイレブン信州青木村店にて軽く補給。時刻は14時過ぎ。
ここからピークの明け通しトンネルまでは約12km、標高差約500mといったところ。それほどきつい勾配はなく、ダラダラと登って行く感じだ。トンネルまで1時間くらいかなと当たりをつける。

15時10分ころトンネルを通過。心霊スポットらしいが、不気味さはあまり感じない。外房の「おせんころがし」ピークのトンネルの方が格段に怖い。
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2つ目のトンネルを通過すると松本市。このトンネルには信号が付いていて交互通行になっていた。ただし自転車はフリー。
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2つ目のトンネルから先は、何か所か登り返しもあるものの、基本は下り基調。
途中の「番場」という集落では、写真のような眺望を楽しめた。
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松本市内は一般車両に加え、大型の観光バス等で大渋滞。
文化部のインターハイといわれる全国高等学校総合文化祭が開催されているらしく、松本市では吹奏楽のパレード等が行われていた。宿が取りにくかったのはこのためか。
そんな中、松本城に到着。時刻は16時半ごろ。お城を背景に記念撮影。
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本日の宿はアルピコ交通上高地線新島々駅のそばにある「ゲストハウスしましま」。
宿到着は17時半ごろだった。
ゲストハウス利用は初めてだったが、ユースホステル的な気楽な印象。
親切な女性スタッフに温泉施設「せせらぎの湯」の利用を勧められたのだが、明朝の出発が早いので、宿内のシャワールームとランドリーを借り、さっぱり。
ついでに宿に併設されている居酒屋「もりぞう」にて軽く一杯。店主お勧めの「山賊焼き」を賞味した。ネーミングから熊肉とかイノシシ肉とかを想像したが、鶏肉の唐揚げ風だった。郷土料理なのだそうだ。とても美味しく満足した。

酔いも手伝って、9時前には気絶したようだ。
本日のルートはこれ。

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