山ッチの自転車漂流記

ブルベをはじめ自転車にまつわる雑多なことを書き散らします。

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BRM604宇都宮600km試走編(往路)

この週末はBRM604宇都宮600kmのコースを試走してきた。コースは宇都宮~猪苗代~米沢~寒河江~米沢~猪苗代~塙~宇都宮というルート。
勝手試走ではなく、BRM認定を受けるための試走(AJ宇都宮の賛助会員になっていることが必要)。
認定を受けるためには本番同様、各PCを規定時間内に通過し、レシート等の打刻でそれを証明する必要がある。
また、スタッフがいないので、スタート、ゴールおよびコンビニ等でないPCでは、写メのタイムスタンプでこれを証明する。
試走の目的はコマ図のチェック、コース情報の収集。試走の後はレポート提出と、本番当日のスタッフ協力が義務づけられる。
目標は事故なく帰ってくること、できれば日曜日の午前中に。
さて、結果は?

スタート(宇都宮森林公園大駐車場)~PC1(セブンイレブン那須関谷店) 48.4km
金曜日に帰宅後、夕食を取り、1時間半ほど仮眠。22:30ごろ起きて、スタート地点まで自走。
今回の試走参加者はなんと私一人。
スタート時刻は28日0:00。深夜の森林公園は真っ暗だが、人の気配がする。大駐車場の電話ボックス内に柄の良くないアンちゃんが3人いる。人がいるはずのないところに人がいるのが実は一番怖かったりする。
怖いのは先方も同じようで、ブルベ装備満載の私の方を遠巻きに見ている(人間とクマの関係みたい)。「もうすぐスタート時刻なんだから早くどこかへ行け!」と心の中で毒づいたのが伝わったのか、車に乗ってどこかに移動してくれた。
森林公園の案内マップを撮影し、スタッフにメール。すぐスタッフから激励のメールが届いた。心強い。
CA3A0055.jpg
0:05スタートした。PC3までは今月7日に開催された400kmと全く同じルート。道順には不安はない。怖いのはオーバーペース。一人旅のため、ペースメーカーは自分自身。今回のコースは獲得標高差が結構あり(ルートラボ上で6030m)、序盤に飛ばしすぎると後に効いてくるのは必定。スケジュールの関係で月曜日は仕事を休めないので、疲れが溜まらないよう省エネモードで走行することに。平地でも25km巡航、50kmを2h30mかけるくらいのペースで。
天気は小雨。装備はレインウェアの上下、半袖アンダーウェア、アームウォーマー、レッグウォーマー。
最初の区間はほぼ計画通りに消化した。
2:22着<クローズ時刻3:24、貯金1:02>。アンパン、コーヒー。
※以後、各PCへの着時刻の後に<PCクローズ時刻、貯金>と補給のため調達した食品を記載。

PC1~PC2(セブンイレブン大信増見店) 50.1km
PC2に至る区間も計画通りのペースで走れた。PCの10kmほど手前のプチ峠あたりで夜が明けた。相変わらず小雨が降っている。峠付近は地震の影響で相変わらず路面が荒れている。雨で砂が流れて浮いており、かえって危険な状態。本番では速い人は暗いうちに通過する可能性もあり、注意が必要だ。
4:35着<6:36、2:01>。コーヒー、おにぎり2個、水。

PC2~PC3(セブンイレブン猪苗代若宮店) 58.2km
天栄村に入ったとたん雨が止んだ。路面もドライ。
AJ宇都宮のコマ地図は適確かつ親切なことで定評がある。今回の試走ではコマ図の確定のために必要な情報を提供するのが大目的のため、漫然とは走れない。
コマ図21では、1週間前には存在したランドマークの食堂が取り壊されていた。
国道294に入り、勢至堂トンネルにいたる坂道を淡々と登る。コンクリートミキサー車が何台も脇を通過し緊張を強いられる。
トンネルを過ぎ、猪苗代湖畔を望む区間に入る。若干ガスが出ているが、雨は落ちてこない。ここのところ毎週のように猪苗代に来ているなあ。
001_convert_20110530014018.jpg
復路で仮眠することとなるかもしれないので、バス停、コイン精米機、公園の東屋などをチェックしながら進む。
7:50着<10:28、2:38>。明太子スパゲッティ、コーヒー、プリン。大福(補給食として)。

PC3~PC4(ローソン高畠町高畠店) 81.9km
今回の600kmのメインイベントは西吾妻スカイバレーの往復。標高1400m強の白布峠を2度通過するのだ。
PC4までは今回のコースの最長区間。白布を越え、その先にあるダム湖周辺、ぶどうまつたけラインも厳しいと聞いているので、12時台に到着できればいいなと皮算用。
天候は曇り。国道459は五色沼近辺をとおり、景観も楽しめる。
コマ図33の手前の少し勾配がきつくなったところでダンシングしトルクを掛けたら、後輪の方からパキンという異音が。歯飛びでもしたかなと思ったら、なんとスポークが1本切れている。チェックしてみるとブレーキシューやチェーンステイに干渉してホイールが回らない。破断箇所はハブ側なので破断したスポークをいろんなところに引掛けて試行錯誤するが、事態はあまり改善せず。ブレーキアーチを開放し、破断したスポークの両隣のスポークのテンションを緩めたりして、なんとか後輪を回せるまでにはなった。ここまでで40分ほど空費。
これから白布を往復すること、600kmの長丁場であることを考えると、スポークを1本欠いたままではリスクが大きい。
チクショウ、こんなところでDNFかよ!
スタッフにメールを送ろうと携帯を開いたとき、インスピレーションが。そうだ、山形のブロック屋さんに連絡して、米沢市内の自転車店を教えてもらおう。ブロック屋さんにメールを送り走り出した。ほどなく携帯に着信。ブロック屋さんからの電話だ。米沢市街に「星輪店」というお店があり、連絡を取ってくれるという。お言葉に甘えることにした。
不安を抱えつつも白布アタックを開始。コマ図34から峠までは約9km、標高差は600mくらいだ。次にスポークを折ったら完全にアウト、しかも立ち往生は必至なので、トルクを掛けず一番軽いギアでクルクル回す。
ところどころ斜度のきついところもあったが、10%を超えるところはあまりなかったように思う。峠まであと少しというところに絶景ポイントがある。桧原湖を眼下に一望でき、思わず息をのむ(ただアブのような小虫がまとわりつくのには閉口したが)。
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携帯をチェックするとブロック屋さんからのメールが。星輪店さんに連絡が取れたこと、お店までの道案内が記されていた。返す返すありがたい。
ほどなく峠に到着、写真は米沢側を撮ったところ。
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下りに入り、トンネルを通過するところで今日2番目のトラブル発生。モンベルのフロントバッグをサドルバックのようにして使っているのだが、結束が緩んだのか後輪と干渉し摩擦音が。みると摩擦熱でナイロンが溶け、ほとんど穴があいている。結束をしめなおしリスタートするが、再び干渉。いろいろと試行錯誤したが、どうやらサドルバッグとして使うのはあきらめた方がよさそう。急遽手製マップホルダーの上に安置し、ゴムバンドで固定した。格好悪いが仕方がない。20分くらいロスしただろうか。
後輪はかなり振れているが何とか持ちそうだ。危ないのでスピードは出せない。
コマ図36は右折ポイントだが、後輪修理のため星輪店さんに向かうので市街地方面に約7km直進、ブロック屋さんに教えていただいた通りに迷わず走り、12:20くらいにお店に到着。
若い方が「連絡いただいてます」とすぐ作業開始。ブロック屋さんに「おかげさまで店に到着しました」とメールし、ふと道路の方をみると何とロードに跨ったブロック屋さん本人が!「心配で見にきました」ということ。本当にありがたい。
店内では奥さんが応対に出ていただき、飲み物やお煎餅を頂きながら、明日開催予定のグランフォンド飯豊の話題等を興味深く聞かせていただく。13:00くらいに作業が終わり、お礼を言って出発。コマ図36のポイントまでブロック屋さんに見送っていただいた。
コマ図37近辺でお日様が顔を出してきた。暑くなってきたのでレッグウォーマーを脱ぐ(この際、片方を落としたらしいことが後で判明)。ダム湖のアップダウンを切り抜け、「ぶどうまつたけライン」に入る。プロフィールマップ上は地味な印象だが、登りが続き、しかも所々おそらく10%超。星輪店さんで休ませてもらったから良いが、白布から直接回遊すると結構脚に堪えるだろう。
14:57着<15:56、0:59>。コーラ、カツサンド。

PC4~PC5(最上川ふるさと公園 センターハウス) 56.8km
この区間は比較的平坦。ただし国道458が圧巻。コマ図53からしばらくは交通量も多く、大型観光バスが通るなど国道らしい雰囲気なのだが、コマ図54上山市四ツ谷の交差点を左折すると一変。いきなり生活道路という風景になる。なんだか自分ちの前の市道の方が広いんですけど。
この後この国道を基本としてコースを進むのだが、工事箇所が何箇所かあり注意を要する他は、コマ図が秀逸なのでミスコースのリスクは小さいと思う。
予定より大幅に遅れてPC5最上ふるさと公園内センターハウスに到着した。なかなか立派な建物だ。周辺には「旅籠屋」などの宿泊施設や浴場もあり魅力的な公園だ。
17:43着<19:40、1:57>。
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ここでうれしいサプライズが。ブロック屋さんとランドヌール宮城スタッフのK谷さんご夫妻が、センターハウス内で到着を待っていてくれたのだ!
しかもおいしいパンと飲み物まで頂いた。
今回の600kmのコースのこと、震災のことなどをしばしお聞かせいただく(何だか自分のことで精一杯で、ろくなお見舞いも申し上げられず、申し訳ありませんでした)。
孤独な旅を想定していたので歓待していただき感激した。
往路の後半は天気に恵まれたが、窓の外を見ると小雨が落ちてきた。
18時を少し回ったところでお三人にお見送りいただき、復路に入った。

復路もトラブル続出!次号へ続く。
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コメント


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手に汗

いやいや、難関の「白布峠」の登り口で「トラブル」発生とは・・・・まさに「手に汗をにぎる」展開ですね~。

でも「ブロック屋さん」をはじめ、多くの方たちの暖かい応援に、支えられたのも、yamaさんの人柄によるところが、大きいのではないでしょうか(^^)v

疲れてる中での、すばやい「ブログアップ」、お疲れ様です。大変参考になります。 復路も「トラブル」ですか~。 どうなるんだろう?(ドキドキ・ワクワク)(^_^;)

へばな | URL | 2011-05-30(Mon)07:12 [編集]


ハラハラ・ドキドキの展開

いや~、ハラハラ・ドキドキの展開でこの先どうなってしまうんだ?と小説を読んでる楽しさを味わえます。
スポークが・・・、普通はそこでTHE・ENDですよ。
この後もトラブルが…?
キャー~聞いてられない、見てられなーい。でも早く見たいです。

アルテアルマー | URL | 2011-05-30(Mon)17:48 [編集]


へばなさんへ

往路のスポーク切れは致し方ないにしても、復路のトラブルは完全に自分の責任。
復路のトラブルとは、おっと詳細は後編で!

yama | URL | 2011-05-30(Mon)21:23 [編集]


アルテアルマーさんへ

いや、近場ならDNFなんでしょうが、遠出すると結局帰る手段も自転車ということになります。
復路のトラブルは・・・・・・トラブル直後は必死でしたが、今思うと情けない話です。

yama | URL | 2011-05-30(Mon)21:27 [編集]


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