山ッチの自転車漂流記

ブルベをはじめ自転車にまつわる雑多なことを書き散らします。

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BRM908宇都宮200km山岳試走記

2日目
5:30起床。夜半に何度か雨音を聞いたが、幸いにも良く晴れている。
チェックアウトし、玄関先で出発の準備していると、宿泊客のご夫婦に声を掛けられた。
「サイコンの横につけているのは何ですか?」と自作コマ図ホルダーに関心を示された。
「自転車乗られているんですか?」と聞くと、「僕はトライアスロンです」とのこと。
なるほど、絞られた体型だ。
昨日・今日のルートやギア比のことなど、こんなところで自転車談義できるとは思わなかった。

Start~PC1(ローソン群馬赤谷湖畔店)61.6km クローズ11:08
スタート地点として指定されている「草津高原ユースホステル」への入口がすぐには分からず右往左往してしまったが、定刻7:00の5分前に到着。
ユースホステルの玄関前にはGIANTのロードバイクが1台。傍らには、昨日DNFとなってしまったKさんがいらした。
スタート直後のDNFが悔しくて、一旦帰宅後、高崎まで輪行、高崎から草津まで夜を徹して登られてきたという。
その精神力に脱帽。
130901_0700~0001

定刻となり、出走のメールを送信。
2台パックとなって、国道292号を六合(くに)方面に下る。
Kさん、コーナリングが安定していて、後ろから見ていて安心感がある。
県道55号に転じると、暮坂峠に向かう上り坂が始まる。
脚が渋くてよく回らない。Kさんはあっという間に遠ざかる。静かにお見送り。
ユルユルと登っていると後輪から異音がする。着替え等で膨らんだオルトリーブのサドルバッグがタイヤと干渉しているのだ。
走行に不要な物をどこかで送らねばならないな。
暮坂峠に到達すると、茶屋で休憩中のライダーに「今日は何人で走っているんですか?」と訊かれた。
少し前に、反射ベストを着けたサイクリストが下っていったと教えてくれた。
「お気をつけて」と送り出される。
DSCN3642.jpg

峠から中之条までは長ーい下り。昨年これを登ってきたのかと思うと妙に感心する。
中之条から県道53号に入る。道の駅「霊山たけやま」までの勾配が急だった。
その後も、上り坂が終わるかと見せかけておいて、またダラダラ登りが始まるという、「逃げ水」のような坂道だった。
本格的ヒルクライムコースというわけではないが、体力気力を消耗させる形状だ。
途中の四阿でKさんがコーラを補給しながら休まれていた。自販機のコーラがひどくぬるいらしい。声を掛けて先行する。
この道沿いには「富沢家住宅」などの史跡もあり、興味をそそられるが、時間がもったいないのでスルー。
ピークの「大道峠」は「みなかみ町」との境だった。陽射しは強いが、標高を上げてきたせいか、乾いた風が爽やかで気持ちよい。
DSCN3643.jpg

国道17号にいたる道を快調に飛ばしていると、後ろからKさんが追いついてきた。
「風が気持ち良いね」と語りながら、PC1を目指す。
PC1には10:02到着。
DSCN3644.jpg

このコンビニはダム湖を望む場所にある。報道されているように貯水率は随分と低いようだ。

PC1~PC2(セブンイレブン片品須賀川店)54.3km クローズ14:44
PC1では補給の他、着替えや走行に不要なものを郵パックで自宅に送る手配をした。
ただでさえきついコースを、サドルバッグのことを気にしながら走るのは御免だ。
Kさんはキャメルバッグに詰める氷を調達されるというので、先行させていただいた。きっといずれかで追い越されるだろう。
国道17号を少し南下し、県道272号に左折する。月夜野の群馬県サイクルスポーツセンターに向かって登っていく。
県道の入口からサイクルスポーツセンターまで5km程度で、センターがほぼピーク。
DSCN3646.jpg

上毛高原駅方面に下っていく。
DSCN3647.jpg

下るということは、それだけまた登り返すということ。
後閑駅近くの踏み切りを越えたあたりで少しコースをロストしそうになったが、5分ほどでコース復帰。
「利根沼田望郷ライン」という広域農道を川場方面に進んでいく。ライダーが多い。この道は快走路として有名らしい。
ピークまではそれほど距離はない。頂上には立派なトンネルがある。広域農道のトンネルなのにすごく長い。
DSCN3648.jpg

川場村に入り、消防分団集会所?前の売店で赤コーラを補給。近くにはきれいな公衆トイレもあったので利用させていただく。
写真はCue23の右折箇所。火の見櫓がランドマークだが、その背後にある長い階段のある社(愛宕山?)が目立つ。
DSCN3649.jpg

この後、県道64号「奥利根ゆけむり街道」に転じ、背峰峠に向かってダラダラと登っていく。「花咲の湯まであと●km」という看板が却ってつらい。
ここもピークはトンネルだ。
DSCN3650.jpg

トンネルをくぐって気持ちよく下っていると、虫が顔にぶつかってきた。右耳とあご紐の間に挟まってブンブン唸っている。思わず手で払いのけると激痛が。
なんと蜂だった。耳には針が残っていたのでミツバチかな。
とりあえず、刺されたと思われる箇所を絞り、ボトルの水を掛けておく。
痛いのは確かだが、我慢できないほどではない。「アナフィラキシーショック」なんて言葉が浮かんできたが、花粉症にも無縁な田舎者なので(意味不明)・・・。
国道120号に出てすぐのところに薬局があり、薬を買おうかと迷ったが、面倒くささが先立ちそのまま直進。
PC2には13:42到着した。
へばなさんが心配されていた、店員へのブルベ実施のお知らせを済ませ、最後の登坂に向けて多目の補給。

PC2~GOAL(ニューサンピア栃木)90.1km クローズ20:30
最後の区間は90kmと長いが、何度も走っている道。地図なしでも帰れる。

120号線の交通量は、事実上の夏休み最終日とあってか、比較的多かったが、路肩がきれいに補修してあり走りやすかった。
片品側からの金精峠への登りは勾配は緩やかだが、すごく長い。あせらず、休まず、無理せず、ゆっくりとペダルを回す。
前方遠くに視線を遣ると精神的に堪えるので、5mくらい先を見るようにして進む。
スノーシェッドが2箇所くらい連続するが、中は日が射さないので快適だ。
丸沼高原ロープウェイ前の水場で給水。冷たくて気持ちよい。
丸沼はいつものように静かなたたずまいを見せていた。
DSCN3651.jpg

菅沼付近は小雨。前線と低気圧の影響から悪天候が懸念された中で、幸運にもここまで降られずに済んでいた。火照った身体にシャワーを浴びているようで気持ちよい。セラアナトミカを雨から守るため、コンビニ袋でカバーを施す。
DSCN3654.jpg

金精峠はPC2から27km、Cue26と27のちょうど中間に位置する。
DSCN3655.jpg DSCN3657.jpg

トンネルを栃木県側に抜けたところで、防寒対策として、レッグウォーマーとレインウェアを装着。
峠では雨はほとんど降っていないが、男体山方面には厚い雲がかかっている。ちょっと心配だ。
DSCN3658.jpg DSCN3659.jpg

湯の湖、戦場ヶ原を快調に進む。いつもより車が少ないようだ。
小田代が原への入り口付近の樹林。日が差しており、木々がきらきら光っている。
DSCN3660.jpg

中禅寺湖畔にいたると、本降りの雨となった。
いろは坂の路面は滝のようになっていた。ブレーキレバーを握りながら恐る恐る下る。
馬返手前の急な勾配をやり過ごし、やっと一息つけた。
が、清滝までは土砂降り。顔が痛いくらい。対向車から大量の跳ね水を浴びる。防寒対策のレインウェアが本来の役割を発揮する。
清滝から県道277号へ右折、滝ヶ原峠へ向かう。小来川方面からの登りとは様相を異にし、清滝からの登り勾配は緩い。
何と言うこともなく峠にいたる。
DSCN3662.jpg

峠の手前では、すぐ目の前を鹿が横切った。2頭はいたようだ。
滝ヶ原峠からの下りは、水が滝のように流れ、木の枝や石など異物も多数。
鬱蒼とした針葉樹林の中を走る道なので、夕方暗くなるのも早い。9月8日の宇都宮の日の入りは17:59、谷間なので17時過ぎは前照灯が必須だ。
いつもは清流が涼しげな黒川も、濁流で恐ろしげな様子だった。
DSCN3663.jpg

Cue30の所にある商店の自販機で赤コーラを補給。ここまで来れば、完走は確実だ。
県道70号をゴールのニューサンピア栃木へ向かう。はるか遠くで雷光が走っているが、幸い雨は降っていない。
18:45にゴール。
DSCN3664.jpg

ゴールした途端、激しい雨が降ってきた。
自走で帰ろうと思っていたのだが、妻にSOSを出して車でピックアップしてもらった。
同行したKさんだが、帰宅後メールをチェックすると、PC1~PC2で睡魔に襲われ仮眠したところ、OTとなってしまったとのこと。お疲れ様でした。

2日間を振り返っての感想など
(1)昨年の山岳200km×2とは逆周りのコース設定であったが、昨年とはまた違った魅力、厳しさがあった。特に1日目の榛名の登りはルートが厳しく、気温が上昇すると難度が増すかもしれない。2日目は、1日目ほどの獲得標高はないものの、アップダウンが連続し気力・体力を消耗する。が、昨年の2日目より概して標高の高いところを走るため、秋らしい爽やかな風を感じることができる。
(2)濃霧に阻まれ、その魅力を十分には堪能できなかったものの、渋峠付近の光景は圧倒的。苦労して登る甲斐があった。
(3)コース上、分かりにくい箇所は少ないが、ミスコースすると時間的に命取りになる可能性大。事前の十分な地図読みをお勧めする。
(4)補給可能な場所が少ないので、PCで携帯食調達を。また、自販機を見つけたら迷わず補給したほうが良いかも。
(5)山岳コースなので、防寒対策必須。1日目の古賀志林道付近の対策として十分な光量のライトの準備を。
(6)ヒルクライムの連続で脚を使い切り、ちょっとした坂でも1ケタ台のスピードに低下し、自分の弱さを呪いそうになった。が、休まず、ゆっくりとペダルを回していれば必ずや峠に辿り着く、という当たり前のことを改めて意識させられた2日間だった。
(7)蜂に刺された耳だが、痛みは取れたものの、大きく腫れ上がってしまった。そして、ひどくかゆい。妻の前で「マギー審司」の真似をさせられている。
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コメント


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マギー・師匠?

2日間お疲れ様でした。
とんでもないコースですね。そこを意図も簡単に走破してしまう!流石です。
そうなんですよね、たとえ一桁の速度でも廻し続ければ越えられるンですよね…。深いな!自転車って…。

蜂に刺された耳(見てみたい!)お大事に!

アルマー | URL | 2013-09-03(Tue)21:22 [編集]


マギー

お疲れ様でした! PC2へのお知らせ、ありがとうございました。安心しました(^^)v
昼間だとこんな風な景色なんですね。雰囲気がぜんぜん違います。
いろは坂や滝が原のくだりでの雨は怖かったことでしょう。かなり急ですからね~。以前の落車が頭をよぎったのではないでしょうか(T_T)
Kさんも根性ありますね。仮眠でDNFになってしまったのは残念でした。
蜂刺され、大丈夫ですか? 以後「マギーyama」と呼ばせて頂きます<(_ _)>
ゆっくり疲れを癒してくださいね。

へばな | URL | 2013-09-03(Tue)21:44 [編集]


お疲れ様でした

二日間、お疲れ様でした。そして、USGおめでとうございます。(^O^)

一桁でも、という下りは、まさに僕の走り方そのものです。(^^;; 多分、人生も似たようなものでしょうね。

それにしても、今回も降られましたね。yamaさんの雨男は確定かな?(^^;;

なでら男 | URL | 2013-09-04(Wed)03:58 [編集]


Re: マギー・師匠?

アルマーさん
そうなんです。とんでもないコースなんですよ。
なので「いとも簡単」ではなかったですねえ(笑)。
耳の腫れ随分と引きました。
腫れていた方が福耳でよかったかも。

yama | URL | 2013-09-04(Wed)07:23 [編集]


Re: マギー

へばなさん
PC2への告知だけはやらないとという使命感だけで片品まで這いつくばってきました(嘘)。
雨中の下り坂、今へばなさんに指摘されて、あの落車事故を思い出しました。ただ下るのに必死で、思い出す余裕もありませんでした(笑)。
蜂刺されも随分と回復しました。本番でマギー芸をお見せできないのが残念です。

yama | URL | 2013-09-04(Wed)07:28 [編集]


Re: お疲れ様でした

なでら男さん
ありがとうございます。
そうですね、USGゲットでしたね。何だか茫然自失状態でそんなことも忘れていました。
今回、最後の最後に降られました。それもまとめて。不本意ながら雨男は確定のようです(笑)。

yama | URL | 2013-09-04(Wed)07:31 [編集]


いろは坂

ただでさえ怖いのに、雨の中下るなんて@@
yamaさんちの奥さまは、ほんと心が広いですね。
私だったら、絶対に迎えになんて行かないなぁ。。。

abe | URL | 2013-09-04(Wed)14:15 [編集]


試走

試走お疲れ様でした。
難しいコースを確実に完走されるタフさに脱帽です。
そしてレポートは参加者の方々の参考になりますし。

ブルベ当日の天気がちょっと心配ですね。
スタッフ業務頑張ってください。

ロンリーH | URL | 2013-09-04(Wed)20:18 [編集]


Re: いろは坂

abeさん
いや~、自転車で奥日光まで行くと、降りてくるのに自転車以外代替手段がありませんからねえ。

> yamaさんちの奥さまは、ほんと心が広いですね。私だったら、絶対に迎えになんて行かないなぁ。。。
⇒えっ、そこへ来ますか?「耳」の件を突っ込んでくださいよ(笑)。

yama | URL | 2013-09-05(Thu)04:36 [編集]


Re: 試走

ロンリーHさん
お久しぶりです。
都合がつけば、この山岳シリーズ、ロンリーHさんにも是非参加していただきたいものです。
なんとか完走はできましたが、何度も心が折れそうになりました。

本番の天気、心配ですね。試走時の天気が比較的良好だっただけに・・・。
せめて小雨で済んでほしいものです。

yama | URL | 2013-09-05(Thu)04:42 [編集]


非常に

参考になりましたー。

しかし、手堅いというか危なげない走りですね。
渋峠頂上ゴールも1時間の余裕があるし、帰りの大道峠や湯けむり街道、金精峠も余裕を感じさせる走りですね。
防寒対策のレインウェアは必須ですね。忘れないようにしなくちゃ。

お疲れ様でした。

ふつうのパパ | URL | 2013-09-05(Thu)07:02 [編集]


だって…

転倒骨折した時も… 蜂に頬を刺された時も…
私、自分で乗って帰ってきたからなぁ(笑)。

abe | URL | 2013-09-05(Thu)12:30 [編集]


Re: 非常に

ふつうのパパさん
参考にしていただけると、試走した甲斐があるというものです。

文章力がないので臨場感が伝えられませんが、余裕は全然ありませんでした。
何度も心が折れそうになり、輪行で帰るにはどこでDNFしたら良いだろうなんて考えながら走っていました。

当日、天候に恵まれればよいのですが。微妙だなあ・・・。

yama | URL | 2013-09-05(Thu)20:53 [編集]


Re: だって…

abeさん
蜂にも刺されたことがあるんですか(驚)。
トラブル経験豊富ですね。まさにブルベ向きといえるでしょう(笑)。

yama | URL | 2013-09-05(Thu)20:54 [編集]


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