山ッチの自転車漂流記

ブルベをはじめ自転車にまつわる雑多なことを書き散らします。

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ソロツーリング奥只見行(1日目)

4年に一度のパリ・ブレスト・パリ(PBP)を走りたかったものの、仕事の関係でそれに合わせた休みが取れず、今年の夏休みは8月7日~13日と相成った。
PBPの敵討ちという訳ではないが、ロングツーリングに出かけたいなあと考えていたところ、思い浮かんだのが今回のコース。
5年前に400kmブルベで強烈な印象を与えてくれたそのコースを、時間を気にせず2日間で回るというもの。

まずは1日目(9日)のルート。
会津西街道を北上し、栃木・福島県境を越えた直後に国道352号に転進、檜枝岐、尾瀬(御池)、奥只見湖、枝折峠を経て、宿泊地の魚沼(小出)を目指す。


5時半に自宅を出発。
今日のお供はDeda号だ。装備はオルトリーブの大型サドルバッグと「熊鈴」のみ。
途中、高徳のファミリーマートで、県境の山王トンネルまでの補給食を調達。
龍王峡駅でトイレ休憩。この時点で7時半。薄曇りで、涼しく快適だ。
五十里湖を越え、三依の手前で、男鹿川を見下ろす。水がとても清らかだ。
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上三依の丁字路でパワージェルを食し、山王峠越えに取り掛かる。
9時ちょうどに県境通過。ゆっくり目のペースだ。
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峠を下った所にあるヤマザキストアで、尾瀬(御池口)までの補給食を調達。
日が高くなり、暑くなってきた。

次の峠、国道352号の中山峠に取り掛かる。ピークまではそれほど長くないが、手前に勾配がきついところが2か所ほどある。
峠手前では現在供用中の橋の隣に、新しい橋が架設工事中だ。向かって左が工事中の新しい橋。橋脚の対比が面白い。
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峠は標高975m。10時に通過。
ここではトンネルの新旧揃い踏み。左側の新しい方は、まだ供用開始となっていない。
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峠を下ると高原らしい爽やかな風景と空気を楽しめる。
これは前沢の曲家集落入口。大内宿と異なり、見学するのに入場料が必要なので、遠くから眺めるだけでパス。
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檜枝岐の手前、伊南川沿いにそびえる屏風岩。写真だと量感が出ない。
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実は、今回のツーリングは、正午ごろに檜枝岐村にたどり着くように時間設定したのだ。
その理由は、「山びこ山荘」という民宿兼お蕎麦屋さんで、裁ち蕎麦を食すため。以前、ドライブで立ち寄った際に、美味しさに感銘を受けたお店だ。
が、入口に「今後は民宿のみの営業となります」との張り紙が・・・。う~ん、残念。

気を取り直して、御池口に向かう。
気温が高くなる一方、ボトルの水の残量に不安を覚えたので、七入のキャンプ場で管理人さんから水を分けてもらう。
御池のロッジを少し越えたあたりが、本日のチマコッピだ。標高はおおよそ1,500mくらい。
途中の「橅坂の清水」。
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峠に向かっている途中で雲行きが怪しくなってきた。
九十九折が終わり、ブナ林の中を直登する箇所で、雨粒が落ちてきた。木陰に入り、雨宿りしようとすると、スズメバチがやって来て威嚇される。テリトリーを侵害しているのかも。少し進んで、別の場所に停まっても、まだ、追ってくる。
なので、良いペースで御池のロッジにたどり着いた。時刻は13時。
雨脚は強くなり、雨音がうるさいほどだ。その中を、登山客満載のバスが行き交う。

売店で補給食と水、アイスバーを調達し、売店前のベンチでしばし雨宿り。
峠を登ってきて身体が火照っていたため、アイスを所望したのだが、食した後は、肌寒いくらいだった。
休憩している際、脚をアブに食われた。
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30分くらい休憩しているうちに、雨が弱まってきた。意を決して、リスタート。
峠を過ぎ、魚沼側に下ると、路面はドライ、雨が降った形跡もない。
少し下ると、日も差していた。山の天気はとても難しい。
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福島・新潟県境に架かる金泉橋。数年前に台風に伴う豪雨で橋が流され、新たに架け替えられたものだ。
新潟県らしく、県境看板にはトキのイラストが。
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国(酷)道352号の御池から小出の区間は「樹海ライン」と呼ばれ、人家がほとんどない、秘境地帯を往く。
携帯電話もドコモが通じる箇所が1か所あるのみで、圏外が続く。
持参した熊鈴の音量を全開にして進む。

この道は、ダム湖である奥只見湖を取り囲む山肌を縫うようにして走っている。
地形から沢水も多いのだが、沢水は橋を作って道路の下を通すのでなく、「洗い越し」と称し、道路の上を横切らせている。
川を横切らせている部分は、アスファルト舗装ではなく、コンクリート舗装で丁寧に窪みが付けてある。なので、二輪車が全速で突っ込むと危険だ。
これが名物の「洗い越し」。今回は水の量が少なかったが、雨の後などは、無数の洗い越しが出現する。
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奥只見湖を取り囲むセクションでは、2つと半、峠越えがある。距離は短いが勾配がきついので難儀する。
加えて、アブの攻撃。アブが止まるくらいの速度(Vab≒8km/h)しかでないので、格好の標的となる。
高所で奥只見湖を眺めながら一息。
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洗い越しだけでなく、秘境ルートは普段はなかなかお目にかかれない風景にも出くわす。
遠方の山腹に見える横スジは、国道352号の法面。
「まさか、これからあの崖道に行くんじゃないよなあ」と思っていると、そのまさかだった。遠目にも勾配のきつさが分かる。
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銀山平に至ると、民宿やお店などが現れ、ようやく人の活動領域となる。自販機でコーラと、目的地までの飲料水を調達。
本日の最後の峠越え、枝折峠だ。
実は、この日、枝折峠ではヒルクライムレースが行われており、15時まで交通規制が行われていた。
枝折峠に取り掛かった時点で16時を回っており、交通規制の影響はなかった。
レースが行われる小出側と異なり、奥只見側はいたって勾配が緩やか。
峠手前には巨大な赤いスノーシェッドがある。登り龍のようだ。
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枝折峠ピークを通過。16時半。
魚沼側を眺めると、雨雲がかかり、ところどころ強い雨が降っているようだった。
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ヒルクライムが行われた道をひたすら下る。進行方向左側は断崖絶壁だ。
麓に「枝折峠は転落事故多発。初心者は迂回願います」旨の警告看板があったが、なるほど。
長い九十九折が終わり、大湯温泉に差し掛かるころ、激しい雷雨に遭遇。峠で見た雨雲は、この辺りに懸かっていたようだ。
峠からの下りで雨に遭わなかったのは、むしろ僥倖といえるかもしれない。

大湯スノーシェッド内で雨宿り。17時から約1時間半の大休止。行き交う車もほとんどなかった。
宿泊先に到着が遅れる旨を連絡。
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小降りになってきたのを見計らって、出発。
少し下ると、路面はハードウェットではあるものの、雨は完全に止んでいた。
見事な日没を眺めることができた。
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本日の宿は小出駅駅前のホテルオカベ。19時着。
親切なホテルで、自転車を会議室のスペースで預かっていただいた。
宿の窓から小出駅を望む。駅の周辺ではあるが、人の気配は乏しく、地方都市共通の課題に悩んでいるようだ。
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フロントで紹介された駅前の食堂で夕食。ビールとミソカツ定食を堪能。
女将さんに「自転車ですか。今日は人がたくさん集まったみたいですね。お疲れでしょう?」と声を掛けられた。
ヒルクライム参加者と勘違いされたようだが、否定するのも何なので、「ええまあ、くたびれました」と曖昧に返事した。
あれっ、ジャージから普通のTシャツに着替えていたのに、なぜ自転車乗りだと分かったんだろう?

食堂でのビールに加え、ホテルで缶酎ハイを注入。アルコールも手伝って、随分早い時間に寝落ちしたようだった。
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